上級データサイエンティスト向けに包括的な機能を提供する DataRobot Core を発表

2022/03/09

次世代のインテリジェントビジネスに対応する80以上の新機能を搭載した
新プラットフォームも登場

AI Cloud のリーディングカンパニーである DataRobot, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO:Dan Wright、以下「DataRobot」)は、コード中心のデータサイエンティスト向けに AI Cloud プラットフォームを拡張する包括的なサービス「DataRobot Core」を発表しました。さらに、データサイエンティスト向けのより広範で洗練された分析機能、本番環境における運用の管理と拡張を可能にする新機能を搭載し、AI Cloud の機能をあらゆるユーザーが使えるようにする最新のプラットフォームも発表しました。

AI が、ビジネスの成果実現にとってかつてないほど不可欠な存在になっているにもかかわらず、これまでにないほどのAI需要の高まりと本番環境へのAI導入の複雑さにより、すべてのビジネスのデータサイエンスプロジェクトに大幅な遅れが生じています。組織の 87 % (英語)が依然として長いデプロイスケジュールに頭を悩ませており、データサイエンティストはいまだに労働時間の 50 %をデプロイに費やしています。データサイエンスチームが迅速な拡張を行いつつ俊敏性を維持するためには、大きなインパクトのある成果を、よりスピーディーに実現できるツールと機能が必要になります。

DataRobot Core は、データサイエンティストにビジネスで AI を活用するための柔軟性を提供し、スピーディーな実験と価値創出のための包括的機能を提供します。また、AI による明確なビジネスインパクトをチームがより効率的かつ効果的に推進できるようにします。

  • プラットフォーム:多言語に対応し操作性がトップクラスの組み込みノートブックによる統合環境、コーディング中心のモデル生成とモデルの自動生成をシームレスに組み合わせた Composable ML、コードを駆使したパイプラインを Apache Spark で構築、プログラムによるAI Cloud プラットフォーム全体へのアクセスを可能にするオープンな API。今日の企業が求める信頼性、ガバナンス、コンプライアンス、スケールの要件に対応するプラットフォームです。
  • リソース:アクセラレーター、サードパーティーとの連携、ライブラリの豊富な組み合わせにより、AI の導入を促進して効率を向上。データサイエンスのスキルを向上させ、データサイエンティストが最先端で活躍するために進化する教育リソースも提供します。
  • コミュニティ:知識を共有し、DataRobot のチーム、業界の専門家、DataRobot のお客様(大規模なAI導入を成功させている世界各地の企業)から成る数千人のコミュニティメンバーのユニークな専門知識を活用できます。

300 人を超える DataRobot のデータサイエンティストチームは、さまざまな業界のお客様が取り組む 100 万件以上のプロジェクトにおいて、専門知識を活かし、世界規模で進む AI 導入をリードしています。

総合住宅ローン会社の Embrace Home Loans 社は、DataRobot AI Cloud を活用してコードを 4,300 万行削減。負担軽減により、データサイエンティストは、より複雑で戦略的なソリューションを構築できるようになりました。

Embrace Home Loans 社の最高アナリティクス責任者を務めるKeith Portman氏は、次のように述べています。
「DataRobot は、当社のビジネスに変革をもたらしています。DataRobot の AI Cloud プラットフォームのおかげでマーケティングの投資回収率を倍増させ、ノートブックファーストのアプローチを維持することができました。時間的負担が大幅に減ったデータサイエンティストは、柔軟でシームレスな統合により、複雑なモデルを構築できるようになっていいます」

なお、Core と同時にリリースされた 7.3 には、あらゆるユーザーを対象とした機能強化を行い、全社的かつ AI ドリブンな意思決定を 1 つのプラットフォームから行えるようになりました。DataRobot 7.3 が提供する機能は以下のとおりです。

  • さらに多様なユースケースに対応
    データサイエンチームが追加設定なしでさまざまな種類のデータに柔軟に対応できるため、ユーザーは画像による異常検知を行い、次世代の Text AI を活用することができます。さらに、クラスタリング、時系列セグメントモデリング、マルチラベル分類などの包括的なツールも提供されています。
  • パフォーマンス監視、コンプライアンス、規制対応機能の強化
    コンプライアンスドキュメントの自動作成が DataRobot 以外で構築されたモデルにも適用され、すべてのユーザーが規制対応を効率的に行えるようになりました。本番環境にあるすべてのモデルを利用して、チャレンジャーモデルを実稼働モデルと簡単に比較および評価し、ビジネスのピークパフォーマンスを維持するためにモデルを置き換えるべきかどうかを明確に判断できます。

DataRobot の最高製品責任者である Nenshad Bardoliwalla は、次のように述べています。「今日の組織にとって、データと AI を具体的な成果につなげることは、競争力の維持と成功にとって必要不可欠です。DataRobot Core および 7.3 は、需要とスケールの増大に対応しているだけでなく、コード中心のデータサイエンスチームからビジネスアナリスト、意思決定責任者に至る多くの AI クリエイターが同じプラットフォーム上で迅速に実験を行い、効率的に連携できるように設計されています。これらのソリューションを一緒に使用することで必要となる柔軟性やスピード、コントロールがもたらされ、あらゆる組織で信頼性の高い AI ソリューションを実現することができます」

DataRobot は、DataRobot Core を支えるものとして、より包括的なデータアクセスと機能モデリングの提供を目的とした AtScale 社との提携拡大を発表する予定です。AtScale のセマンティックレイヤー技術を DataRobot Core に採用したことで、DataRobot からさまざまなデータプラットフォームへの接続が簡素化され、特徴量エンジニアリングの強力なモデリング環境が整いました。DataRobot と AtScale は、組織が AI/ML ワークロードを運用可能にするためのサービス一式を提供し、さまざまなデータプラットフォーム、プロトコル、ビジュアライゼーションプラットフォームをサポートします。

DataRobot Core に関する詳細はこちらもご参照ください。

■「DataRobot, Inc.」について(製品詳細URL:https://www.datarobot.com/jp/)
DataRobot AI Cloud は次世代の AI です。AI Cloud は、あらゆるデータタイプ、あらゆるユーザー、あらゆる環境を統合し、業界・業種を問わずすべての組織に対して重要で価値あるビジネスインサイトを提供することをビジョンとしています。DataRobot は、Fortune 50 の 3 分の 1 を含む、業界や業種を超えたグローバルな顧客から信頼を得ています。

■ 商標関連
・「DataRobot」は DataRobot, Inc. の登録商標です。
・その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。

*当リリースは 2021 年 12 月 16 日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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