DataRobotの小川です。
DataRobotはAPIからモデリングや予測などの操作を行うことができます。今回そのAPIのバージョン2.8がリリースされました。
今回のリリースは現在app.datarobot.com(クラウド版DataRobot)とオンプレ版DataRobotでv4.0をご利用の皆様に影響します。
Pythonユーザーの方は
pip install "datarobot>=2.8,<2.9"
をpipが利用可能なコマンドラインから実施することによってPython 2.8 API クライアントをインストール可能です。ドキュメントはこちらから確認可能です。
Rユーザーの方は
install.packages("datarobot")
よりR 2.8 APIクライアントをインストール可能です。(2017年1月10日時点ではR 2.8 APIクライアントはCRANの投稿プロセス中のためまだ利用できません)
API 2.8によって、
- 多値分類問題への対応
- 多クラス混同行列への対応
- 格付表への対応
- 探索的データ分析(EDA)による基本統計量のエクスポート
- 学習、検定データへの予測
- ブループリントの図とドキュメントのエクスポート
- プロジェクト作成、予測データセットアップロードでのurlアップロードの利用に対応
上記の操作が利用可能になりました。
今回のアップデートによって、v4.0の新機能やこれまで要望として多くいただいていたEDAで分析した結果の取得に対応できるになりました。
執筆者について
小川 幹雄
DataRobot Japan
VP, Japan Applied AI Experts
DataRobot Japan 3番目のメンバーとして参加。現在は、金融業界を担当するディレクター兼リードデータサイエンティストとして、金融機関のお客様での AI 導入支援から CoE 構築の支援を行いながら、イベント、大学機関、金融庁、経産省などでの講演を多数実施。初期はインフラからプロダクトマネジメント業、パートナリング業まで DataRobot のあらゆる業務を担当。前職はデータマネジメント系の外資ベンダーで分析ソリューション・ビッグデータ全般を担当。
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